携帯電話会社を乗り換える際に必要不可欠なMNP予約番号。ソフトバンクユーザーにとって、その取得方法や注意点を知ることは、スムーズな乗り換えの第一歩となります。
本記事では、マイソフトバンクを使ったMNP予約番号の発行方法を中心に、電話やショップでの取得方法、さらには乗り換えまでの流れを詳しく解説します。MNP予約番号の意味から始まり、取得に必要な準備、発行後の注意点、そして実際の乗り換え手順まで、幅広くカバーしています。
ソフトバンクから他社への乗り換えを考えている方、MNP予約番号について詳しく知りたい方にとって、有益な情報源となるでしょう。スムーズな携帯電話会社の乗り換えに向けて、ぜひ参考にしてください。
マイソフトバンクでMNP予約番号を取得する方法
MNP予約番号とは何か
MNP予約番号は、携帯電話番号を変えずに他の事業者に乗り換える際に必要な10桁の番号です。この番号は、現在の携帯電話会社から発行され、新しい携帯電話会社に提示することで、スムーズに番号の引き継ぎができます。
例えば、ソフトバンクから他の携帯電話会社に乗り換える場合、このMNP予約番号が必要になります。ただし、すべての場合に必要というわけではありません。
MNP予約番号が必要な場合と不要な場合
MNP予約番号が必要な場合は、主にMNPワンストップに対応していない携帯会社に乗り換える時です。一方、MNPワンストップ対応の携帯会社への乗り換えでは、MNP予約番号は不要です。
具体的には、以下の会社がMNPワンストップに対応しています。これらの会社への乗り換えの場合、MNP予約番号を取得する必要はありません。
- ドコモ(ahamo含む)
- au(UQモバイル・povo含む)
- ソフトバンク(ワイモバイル・LINEMO含む)
- 楽天モバイル
- 日本通信
- b-mobile
- ジャパネットたかた
- mineoなど
ただし、上記以外の会社に乗り換える場合は、MNP予約番号が必要になります。このため、乗り換え先の会社を決める際には、MNP予約番号の要不要を確認することをおすすめします。
マイソフトバンクでの発行手順
マイソフトバンクでMNP予約番号を発行する手順は以下の通りです:
- マイソフトバンクにログインします。
- 「設定・申し込み」をクリックします。
- 「設定変更」から「契約者情報の変更」を選択します。
- 「番号ポータビリティー(MNP)予約関連手続き」をクリックします。
- 「番号ポータビリティー(MNP)予約」を選択します。
これらの手順を踏むことで、MNP予約番号が発行されます。発行された番号はSMSで通知されますので、確認してください。
なお、この方法はガラケー(3Gケータイ)をお使いの方のみ利用可能です。スマートフォンをお使いの方は、電話やソフトバンクショップでの発行が必要になります。
発行前に準備するもの
MNP予約番号を発行する前に、以下のものを準備しておくと手続きがスムーズに進みます:
- MNPする電話番号
- 暗証番号(契約時に設定した4桁の番号)
- 身分証明書(免許証・保険証など)※ソフトバンクショップで取得する場合のみ
暗証番号を忘れてしまった場合でも、電話での取得であれば本人確認を行うことで発行できます。ただし、マイソフトバンクでの発行には暗証番号が必要になりますので、忘れてしまった場合は別の方法で取得することをおすすめします。
MNP予約番号の有効期限について
MNP予約番号には有効期限があります。発行日を含めて15日間が有効期限となります。この期間内に新しい携帯電話会社での契約手続きを完了させる必要があります。
ただし、有効期限が過ぎても再発行が可能です。再発行にも料金はかかりません。そのため、乗り換えの準備が整っていない場合は、余裕を持って発行することをおすすめします。
例えば、乗り換え先の携帯電話会社を検討中の場合は、まずMNP予約番号を取得し、その後じっくり検討するという方法も可能です。有効期限が切れても再発行できるので、焦る必要はありません。
発行にかかる料金
MNP予約番号の発行自体に料金はかかりません。ソフトバンクでは、2021年3月17日にMNP転出手数料を撤廃し、2022年2月には契約解除料も撤廃しました。
ただし、一部の法人プランについては契約解除料が発生する場合があります。また、次の携帯会社での契約時に、契約事務手数料が発生する場合があります。多くの携帯会社では3,850円または3,300円が一般的です。
なお、ワイモバイルやLINEMOへの乗り換えの場合は、契約事務手数料も無料となります。これは、同じソフトバンクグループ内での移動とみなされるためです。
MNP予約番号発行と解約の関係
MNP予約番号を発行しただけでは、ソフトバンクとの契約は解約されません。実際に解約となるのは、新しい携帯電話会社での契約が完了した時点です。
つまり、MNP予約番号を取得しても、すぐにソフトバンクの利用ができなくなるわけではありません。新しい携帯電話会社での契約が完了するまでは、通常通りソフトバンクのサービスを利用できます。
ただし、MNP予約番号を取得すると、ソフトバンク側では解約の意思があると判断される可能性があります。そのため、引き止めの連絡が来る場合もあります。しかし、これはあくまでも顧客サービスの一環であり、MNP予約番号の発行を拒否されることはありません。
キャリアメールの扱いについて
ソフトバンクから他社に乗り換えても、キャリアメール(@softbank.ne.jpや@x.vodafone.ne.jp)は継続して使用できます。ただし、無料から有料サービスに変更となります。
具体的には、月額300円(税込330円)でキャリアメールを継続利用できます。このサービスを利用すれば、長年使用してきたメールアドレスを変更する必要がなくなります。
ただし、キャリアメールの継続利用には注意点があります。例えば、一度解約すると再契約できない点や、メールボックスの容量が減少する点などがあります。そのため、キャリアメールの継続利用を検討する際は、これらの点も考慮に入れる必要があります。
マイソフトバンク以外のMNP予約番号取得方法
電話で取得する手順
電話でMNP予約番号を取得する方法は、多くの人にとって最も簡単で便利な方法です。手順は以下の通りです:
- ソフトバンクのMNP問い合わせ窓口に電話します。
- ソフトバンクの携帯電話から:*5533(通話料無料)
- 一般電話から:0800-100-5533(通話料無料)
- 音声ガイダンスに従い、「1」を押します。
- 4桁の暗証番号を入力します。暗証番号がわからない場合は、そのまま待つとオペレーターにつながります。
- オペレーターに「MNP予約番号の発行をお願いします」と伝えます。
- 本人確認のため、名前や生年月日などの情報を答えます。
- MNP転出に関する説明を受け、同意すれば予約番号がSMSで送られてきます。
この方法の所要時間は約10分程度ですが、早ければ3分で取得できることもあります。オペレーターの対応時間は9:00~20:00(年中無休)となっています。
ソフトバンクショップでの取得方法
ソフトバンクショップでMNP予約番号を取得する方法もあります。手順は以下の通りです:
- お近くのソフトバンクショップを探します。
- 本人確認書類(運転免許証など)を持参します。
- 店舗スタッフにMNP予約番号の発行を依頼します。
- 本人確認を行い、MNP転出に関する説明を受けます。
- 同意すれば、その場でMNP予約番号が発行されます。
この方法は、対面で詳しい説明を受けられるメリットがありますが、店舗の混雑状況によっては待ち時間が長くなる可能性があります。また、営業時間内に来店する必要があるため、時間的な制約があることも考慮しましょう。
mnp予約番号 ソフトバンク やり方の比較
ソフトバンクでMNP予約番号を取得する方法は主に3つあります。
- マイソフトバンク(ガラケーのみ)
- 電話
- ソフトバンクショップ
それぞれの方法には特徴があります。マイソフトバンクは24時間いつでも取得可能ですが、ガラケー専用です。電話は自宅から簡単に取得でき、暗証番号を忘れていても対応可能です。ソフトバンクショップは対面で詳しい説明を受けられますが、時間的制約があります。
利用者の状況や希望に応じて、最適な方法を選択することが大切です。例えば、急いでいる場合は電話やマイソフトバンクが適していますし、じっくり相談したい場合はソフトバンクショップが良いでしょう。
各取得方法のメリット・デメリット
各取得方法のメリットとデメリットを比較してみましょう:
- マイソフトバンク
メリット:24時間いつでも取得可能、手続きが早い
デメリット:ガラケーのみ対応、暗証番号が必要 - 電話
メリット:自宅から簡単に取得可能、暗証番号忘れにも対応
デメリット:オペレーターの対応時間内のみ、待ち時間が発生する可能性 - ソフトバンクショップ
メリット:対面で詳しい説明を受けられる、その場で疑問解決可能
デメリット:来店が必要、混雑時は待ち時間が長い
これらのメリット・デメリットを考慮し、自分の状況に合った方法を選ぶことが重要です。例えば、時間に余裕がある場合はソフトバンクショップ、急いでいる場合は電話やマイソフトバンクが適しているでしょう。
MNP予約番号取得時の注意点
MNP予約番号を取得する際は、以下の点に注意しましょう:
- 契約者本人が手続きを行う必要があります。家族や知人による代理取得はできません。
- 本人確認が必要です。電話の場合は口頭で、ショップの場合は身分証明書が必要です。
- 暗証番号を忘れた場合、電話やショップでの取得をおすすめします。
- MNP予約番号の取得は解約ではありません。取得後もソフトバンクのサービスは継続して利用できます。
- 家族割引などのグループ契約に入っている場合、MNP転出によりグループから外れることになります。
- キャリアメールは有料で継続利用可能ですが、一度解約すると再契約できません。
これらの点を事前に確認し、準備することで、スムーズなMNP予約番号の取得が可能になります。
MNP転出に伴う各種手数料
MNP転出に伴う手数料について説明します:
- MNP転出手数料:ソフトバンクは2021年3月17日に撤廃し、現在は無料です。
- 契約解除料:ソフトバンクは2022年2月に撤廃し、現在は無料です。ただし、一部の法人プランでは発生する場合があります。
- 契約事務手数料:次の携帯会社で発生する可能性があります。多くの場合3,850円または3,300円です。
- ワイモバイルやLINEMOへの乗り換え:契約事務手数料も無料です。
なお、一部のMVNOでは「MNP転出手数料」や「契約解除料」に相当する手数料が発生する場合があります。乗り換え先の携帯会社の規定を事前に確認することをおすすめします。
MNP予約番号取得後の流れ
MNP予約番号を取得した後の流れは以下の通りです:
- 乗り換え先の携帯会社を選択します。
- 選んだ携帯会社の窓口やオンラインショップで新規契約の手続きを行います。
- 手続きの際にMNP予約番号を提示します。
- 新しい携帯会社での契約が完了すると、自動的にソフトバンクとの契約は解約されます。
- 新しいSIMカードを受け取り、端末に挿入します。
- APN設定など、必要な初期設定を行います。
- 新しい回線で通信できることを確認します。
この流れは通常、1日から数日で完了します。ただし、端末の配送や設定に時間がかかる場合もあるので、余裕を持って手続きを進めることをおすすめします。
よくある質問とトラブル対処法
MNP予約番号の取得や利用に関して、よくある質問とその対処法を紹介します。必要に応じて公式サイトも確認しましょう。
Q1: MNP予約番号の有効期限が切れてしまった場合は?
A1: 再度取得することができます。手数料はかかりません。
Q2: MNP予約番号を取得したが、やっぱり乗り換えをやめたい場合は?
A2: キャンセルの手続きが必要です。電話、ショップ、マイソフトバンクでキャンセルできます。
Q3: 家族の分のMNP予約番号も一緒に取得できますか?
A3: 契約者本人しか取得できません。家族それぞれで手続きが必要です。
Q4: MNP予約番号を取得したら、すぐにソフトバンクが使えなくなりますか?
A4: いいえ、新しい携帯会社での契約が完了するまでは通常通り使えます。
Q5: スマートフォンの機種変更と同時にMNPはできますか?
A5: 可能です。ただし、新しい携帯会社の規定に従う必要があります。
これらの質問や問題が発生した場合は、ソフトバンクのカスタマーサポートに相談することをおすすめします。丁寧な対応で解決策を提案してくれるはずです。
まとめ
以下にポイントをまとめます。
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