KINTO契約終了後に車両を返却しないで、乗り慣れた車を使い続けたいと考える方もいるでしょう。車の買取はできませんが、対象の契約では再契約による継続利用が可能です。ただし、申し込み期限や利用年数の上限には注意が必要です。
この記事では、契約終了時の返却手続きと追加費用、同じ車を利用する再契約の条件、新しい車への乗り換えとの違いを解説します。契約満了が近い方が、返却と継続利用のどちらを選ぶか判断できるよう、準備する内容も紹介します。

KINTO契約終了後に返却しない選択肢と対応

契約終了後の買取は不可
KINTOの車は契約終了後に買い取れませんが、対象契約では再契約によって同じ車を継続利用できます。再契約をしない場合は、契約終了に合わせて車両を返却する必要があります。
再契約は、車の所有権を得る仕組みではなく、引き続き利用するための新たな契約です。申し込み期限があるため、契約満了直前に継続を希望しても手続きが間に合わない場合があります。
また、新しい車への乗り換えでは、現在の車を返却します。同じ車を使い続けたいのか、新しい車に替えたいのかによって、選ぶ手続きが異なります。
契約終了時の返却手続き
返却する場合は、My KINTOで手続きを行い、担当販売店と返却日時を調整します。車両返却は契約終了日の1ヶ月前から可能です。
返却までの主な流れは次のとおりです。
- My KINTOの案内を確認し、担当販売店と返却日時を決めます。
- 車両の傷やへこみ、汚れを確認し、必要な修理について販売店に相談します。保険で修理する場合は、返却期限までに完了させる必要があります。
- 車内を清掃して私物を取り除き、納車時の付属品をそろえます。車検証、新車保証書、メンテナンスノート、スペアキーなども返却対象です。
- 車と付属品を担当販売店へ持ち込み、案内に従って内外装の状態や走行距離などを申告します。トヨタ車・レクサス車の新車はスマートフォンでのWEB申告、中古車はチェックリストでの自己申告が基本です。SUBARU車は販売店担当者が評価項目を確認します。
- 車両を返却し、精算がある場合は案内に沿って対応します。
冬タイヤを装着して返却する場合は、夏タイヤと純正ホイールも忘れずに準備します。付属品の不足は費用の請求につながる場合があるため、返却日より前に一式を確認しておくと安心です。
原状回復費用の理解と準備
返却時に追加費用が必ず発生するわけではありません。ただし、修理・清掃が必要な損傷や汚れ、付属品の紛失、基準走行距離の超過などがあると、追加精算の対象になる場合があります。
原状回復とは、契約で定められた状態に戻して返却することです。負担額は損傷の内容や契約条件によって異なるため、一律の相場で判断せず、該当する精算基準を確認する必要があります。
主な追加精算の内容は次のとおりです。
| 項目 | 精算の対象となる主な内容 |
|---|---|
| 修繕・修復費用 | 内外装の傷、へこみ、汚れなど、所定の基準に該当する状態 |
| 付属品の不足 | スペアキーの紛失など |
| 走行距離の超過 | 基準となる走行距離の合計を超えた分 |
乗用車の基準走行距離は、原則として1,500kmに利用月数を掛けた合計です。毎月の走行距離だけで精算が決まる仕組みではありません。なお、商用車は月間5,000kmが基準となります。
超過料金は、トヨタ車の電気自動車を除く車両と中古車が1kmあたり11円、トヨタ車の電気自動車・レクサス車・SUBARU車が1kmあたり22円です。いずれも税込で、適用条件は契約内容と照らし合わせて確認します。
傷やへこみを見つけたら、修理方法や保険の適用について担当販売店に相談するとよいでしょう。用品を取り外した際の穴や粘着テープの跡も精算対象になる場合があるため、取り外し作業にも注意が必要です。
KINTO契約終了後の再契約で検討するポイント

再契約のメリットと手続き
再契約のメリットは、乗り慣れた車を継続して使え、車両の返却や新しい車の納車に伴う手間を省けることです。また、KINTOのサービスを継続して利用することで、契約に含まれるメンテナンスや保険のサービスも受けられます。
一方、新しいモデルの安全装備や仕様を選び直したい場合は、再契約ではなく乗り換えを検討することになります。再契約は現在の車を使い続ける手続きなので、新車への変更は含まれません。
再契約では所定の審査があり、次の順序で手続きを進めます。
- My KINTOで対象契約と見積もりを確認し、契約終了日の9ヶ月前から4ヶ月+14日前までに申し込みます。
- 審査承認後、契約終了日の4ヶ月前までに契約を締結します。
- 担当販売店と車検の入庫日を調整します。車検は契約終了日の2ヶ月前から実施可能です。
- 契約終了日までに必要な車検を受け、再契約に基づく利用を開始します。
再契約を希望する場合は、返却の案内を待たずに申し込み期限を確認する必要があります。期限を過ぎると申し込めないため、満了が近づく前に継続利用の希望を決めておくと手続きを進めやすくなります。
再契約後の料金は、ブランドやプランによって異なります。トヨタ車の主な条件は次のとおりです。
| 項目 | 初期費用フリープラン | 解約金フリープラン |
|---|---|---|
| 再契約後の月額利用料 | 3年契約後の1回目は5年契約相当、5年契約後または2回目は7年契約相当 | 1回目は元の契約からおよそ15%割引、2回目はおよそ30%割引 |
| 申込金 | 不要 | 元の契約の月額利用料3ヶ月分相当 |
| 中途解約金 | 所定の中途解約金が必要 | 不要 |
レクサス車は、再契約の対象となるプランや適用条件を契約ごとに確認してください。継続を希望する場合は、My KINTOに表示される案内やKINTOの窓口で、再契約の可否・期間・料金を確認してから判断します。
再契約は1回あたり2年間の利用を前提とし、契約上は6ヶ月契約を原則自動更新する仕組みです。トヨタ車の初期費用フリープランでは、再契約後に「のりかえGO」を利用できない点にも注意が必要です。
7年利用した車は再契約できるか
トヨタ車は、元の契約期間を含めて通算7年が再契約による利用の上限です。車の状態が良好でも、7年を超えて同じ車を再契約することはできません。
トヨタ車は、モリゾウセレクションなど一部車種と中古車を除き、3年契約で2回、5年契約で1回まで再契約できます。7年契約は再契約の対象外です。レクサス車は、トヨタ車と同じ条件で再契約できるとは限らないため、個別の契約案内を確認してください。SUBARU車とbZ4X専用プランは再契約の対象外です。
利用年数の上限を迎える場合は、返却と次の車の手配を検討する必要があります。車の査定額を基に延長期間や料金を交渉する仕組みではないため、継続できる年数は契約条件で判断します。
契約満了前の車両状態チェックリスト
車両の状態確認は、故障への対応や返却準備のために行います。定期点検の記録と現在の状態を確認しておくと、販売店への相談も進めやすくなります。
確認する項目は次のとおりです。
| 確認項目 | 確認する内容・対応 |
|---|---|
| エンジン・警告灯 | 異音や警告表示があれば担当販売店に相談 |
| タイヤ | 摩耗や空気圧などを確認し、必要な点検を相談 |
| 内装 | シートの破れ、染み、臭いなどを確認 |
| 外装 | 傷、へこみ、ライトやガラスの損傷を確認 |
| 走行距離 | 総走行距離を確認し、契約の基準と比較 |
| 点検・修理の記録 | 定期点検の実施状況と修理履歴を確認 |
点検の際には、不具合が起きる場面や気になる箇所を具体的に伝えると、確認が円滑になります。返却予定なら、修理や付属品の準備に必要な時間も見込んで相談しておくとよいでしょう。
契約期間中のメンテナンスの活用
KINTOでは、法定点検や所定の消耗品交換などのメンテナンス費用が月額利用料に含まれています。契約内容に応じた点検・整備を担当販売店で受けることが、日常の車両管理の基本です。
油脂類や消耗品の交換・補充は、メンテナンスノートに記載された時期や走行距離などに応じて実施されます。車検の要否や回数は契約によって異なりますが、再契約に必要な車検費用も月額利用料に含まれます。
ただし、月額料金に含まれる整備と、事故による損傷や返却時の追加精算は扱いが異なります。気になる不具合がある場合は放置せず、担当販売店に対応方法と費用負担を確認します。
この記事のまとめ
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